国際協力機構(JICA)は、アグリテック、マニュファクチャリング、エンターテイメント業界等から、5社のスタートアップを選抜、ケニアのNINJAアクセラレーター第2バッチを正式に開始

国際協力機構(JICA)がダブルフェザーパートナーズ、デロイトトーマツ、GrowthAfricaと連携して実施している、ケニアの「NINJAアクセラレータープログラム」は、スタートアップ5社を選抜し、第2バッチを開始しました。

Shamba Pride (アグリテック)、Saada Tech (フィンテック)、Kijenzi (マニュファクチャリング)、M-Paya Energy (スマートメーター)、MyMovies.Africa (エンターテイメント)の5社は、厳しい選考プロセスを勝ち抜き、NINJAアクセラレーター第2バッチへの参加権を獲得しました。今後12週間のプログラムを経て、2022年1月28日に予定されている成果発表会 (Demo Day) で投資家に向けプレゼンテーションを行う予定です。

  1. Shamba Pride: Samuel Mungiti氏が設立したShamba Prideは、サービスの行き届いていないケニア農村部の小規模農家に対する流通システムの改善に取り組んでいる企業です。オンライン・マーケットプレース “Digishop” を運営し、 種子、農薬、農具などを販売する “agro-dealer” 、つまり小売業者の販売プロセスのデジタル化し、農家に適切な製品とサービスが提供されるのを促進している企業です。
  2. Saada Tech: CTOのEugene Mesebe氏と事業開発部のGerishon Mwaniki氏が共同で設立したSaada Techは、会話型インターフェースであるプラグアンドプレイツール「Flo」を開発。専門的な知識がない中小企業が、コードを一行も書かなくても、USSD、WhatsApp、IVR およびSMSソリューションを構築することを可能にしている企業です。
  3. Kijenzi: John Gershenson氏によって設立されたKijenziは、グローバルサプライチェーンをデジタル化し、現地生産で必要なプロダクトを供給する。分散型デジタルマニュファクチャリングを活用し、製造を現地化することによってあらゆる地域の顧客が必要とする物を必要な時に供給することを可能にしている企業です。
  4. M-Paya Energy: Mwai Mworia氏とKevin Mutigi氏によって設立されたM-Paya Energyは、電気、水道、ガスのスマートメーターシステムを提供することにより、不動産オーナーによる光熱費の管理、テナントへの請求などの管理の一元化を提供する企業です。
  5. MyMoviesAfrica: Trushna Jayesh Buddhdev-Patel氏とMike Strano氏によって共同設立された MyMovies.Africaは、著作権に配慮しながら、グローバルな新しい作品や、ローカルのコンテンツをアフリカ大陸に届けるストリーミングプラットフォームである「MyChoiceTV」を運営する企業です。

国際協力機構(JICA)経済開発部の森畑真吾参事役は、Project NINJA について以下のように述べています。

「Project NINJAの下で、これまで複数のアクセラレーションプログラムをアフリカで実行してきました。第1期を通じて、ケニアのエコシステムについての理解を深めることが出来ました。第2期ではその経験を活かし、更なる結果が出ることを期待しています。NINJA アクセラレーターは、現地のスタートアップ企業を日本企業や投資家と繋げていくだけでなく、それ以上に起業家精神から生まれる社会的・経済的な影響を高めていくことに重きを起き、起業家へのサポートを提供していきます。」

加えて、現地のスタートアップが抱える課題を明確にし、その解決を図ることで、世界中の投資家に注目されるような企業へと成長していくことをサポートするプログラムへとアップデートしています。

東京を拠点とするグローバルベンチャーキャピタル、Double Feather PartnersのCEO武藤康平は、NINJAアクセラレーターの目的や役割において次のように述べています。

「一つ目の目的は、起業家が国内市場での足場を強化し、ビジネスを拡大していくためのビジネス上の課題を支援するのことです。もう一つは、現地の起業家が国際資本にアクセスできるようにしていくことです。私が気づいたのは、一部の現地の起業家が自分たちの創業ストーリーや状況に応じたビジネスケースをグローバル投資家に向けて上手く表現するのに苦労しているということです。グローバル投資家とスタートアップを繋げる支援することが第2期の大きなポイントです」

第2バッチは、Sokowatch、Kwara、Amitruck、Cinch Markets、Zana Africaなどの有望なスタートアップが参加した第1バッチの経験に基づき構築されており、第2バッチに選抜されたスタートアップ各社は、2022年1月28日に予定されているDemo Dayにて、投資家に対してプレゼンテーションを行います。 ケニアのNINJAアクセラレーター詳細については、以下のリンクをご覧ください。

www.jica.ninja